【事例紹介】Alteryxを使った激戦区調査(地図分析)

Alteryxは地理空間情報の分析が可能です。
地図上に店舗情報、エリアの情報など複数のデータ・ソースを紐付け(マッピング)、
GISツールとして、高度なエリア分析が可能です。
今日はご質問をいただきましたので、それに回答する形でワークフローを作成し、
ご紹介してまいります。

こんにちは、PR担当Saoriです。

”Alteryx”は、処理ツールをドラッグ&ドロップで、線でつなげていくことで「ワークフロー」
という処理の履歴を構築し、再生ボタンを押すことで、処理が実行できるため、とても分かりやすいのが
強みの統計ツール

Alteryxの地図ツールのご説明をしていく中で、ご質問をいただきました。

『自分が指定した範囲内に顧客がいるかどうか』をAlteryxを使って調べることはできますか?

出来ます!
Alteryxは単なる円を作るだけではなく、
・指定した範囲を作成し
・その中に該当する位置情報
において分析をすることが可能です。

今日は東京都のコンビニのうち、山手線の範囲にのみ絞ってコンビニがあるかどうか、
のワークフローを作成したいと思います。

地図分析

①緯度経度情報の取得

山手線各駅の緯度経度はこちらのサイトから
東京都のコンビニ緯度経度情報はこちらのサイトから
それぞれ情報を頂きました。

各々csv形式にして保存をします。

②地図データの取り込み

Input Data Tool
Input Data Tool Alteryx アイコン画像
を使いデータを取り込みます。
Alteryx Spatial 1 Input Data
データがこれだと緯度経度の判別が出来ないため、
Text to columns Tool
Text To Columns Tool Alteryx アイコン画像
を使い、カンマごとにデータをセル分割します。
Alteryx Spatial 2 Text to colums

③緯度経度情報を空間情報に変換

Create Point Tool
Create Point Tool Alteryx Icon
を利用します。
緯度と経度が地図上にマッピングされました。
ですが、山手線の方はここではまだ点の状態です。
Alteryx Spatial Create Point Tool

④線を作成する

点だけでは分析がしづらいですね。
点と点を結ぶ(ポリゴンを作成する)
Poly-Build Tool
Poly-Build Tool Alteryx アイコン画像
を使います。
設定画面は以下のようになります。
ポリゴン作成、ポリライン作成と選択することが出来ます。
今回はこの先のワークフローに影響があるので、ポリゴンで設定しました。
Alteryx Poly-Build Tool 設定画面
このように駅と駅がつながり、路線図のような図が作成されました。
Alteryx Spatial Poly-Build Tool

④結合分析

それでは、山手線の中にどれだけコンビニがあるのか?を調べてみましょう。

Spatial Match Tool
Spatial Match Tool Alteryx アイコン画像
を利用します。

こちらを使い
・東京都のコンビニ各店舗

・山手線内
をマッチングさせます。

ワークフローはこのようになります。
Alteryx Spatial ワークフロー Poly-Build Create Point

⑤結果確認

実行を押して結果を見てみましょう。
山手線の中にコンビニがびっしりありました!
Alteryx Spatial CreatePoint Poly-Build SpatialMatch 完成図

応用編1 —激戦区はどこ?—

『どの区画が最も激戦区なのか』をAlteryxを使って調べることはできますか?

こちらについても出来ます。
今回は、山手線の中を1km四方に分け、
その中に幾つ店舗があるのか、をカウントしていきます。

まず、山手線の中を1㎞四方に分けるツールを使います。

Make Grid Tool
Make Grid Tool Alteryx アイコン画像
設定情報は以下となります。
Alteryx Spatial Make Grid Tool 設定画面
実行を押すと、山手線が綺麗に区切られた状態で分けられています。
Alteryx Spatial Make Grid Tool 結果画面
なお、この区画は自動で、左上から縦軸横軸共に0から数字が始まり、
自動で名前が付与されます。
Alteryx Spatial Make Grid Tool 名称説明図

お仕事でエリア名称があるなどしましたら、そちらを書き換えることも可能です。
※Make Grid Tool ではなく Spatial Match Toolなどで名称変更をしていきます。

Spatial Match Toolを使いコンビニとマッチングを掛け、


では、この区画ごとにコンビニの数が何個あるのか?をカウントしていきます。
Summarize Toolを使います。
Summarize Tool Alteryx アイコン画像

降順にするべく Sort Toolを使い・・・
Sort Tool Alteryx アイコン画像
実行してみましょう。
Alteryx Spatial MakeGrid Poly-Build SpatialMatch Summarize 実行画面
いちばん多いのは大久保あたりのエリアとなりました!

今回のワークフローは以下のようになります。
(先ほどと違う点を赤く囲ってみました)
Alteryx Spatial MakeGrid Poly-Build SpatialMatch Summarize ワークフロー

余談 地図ツールの裏技的使い方

なお、何もコンビニがない区画がありました。
Alteryx Spatial 7 MakeGrid Poly-Build SpatialMatch 完成図2
Configuration Windowに表示されている地図にカーソルをあてて、
右クリックすると、緯度と経度がコピーできます。
Google検索をすると・・・・

皇居でした。
当たり前っちゃ当たり前ですね。

なお、Google mapで検索しなくとも、
Configuration Windowに表示されている地図は、拡大することもできます。
Alteryx Spatial 7 MakeGrid Poly-Build SpatialMatch 完成図 拡大

応用編2 —環状線ではない場合—

私の担当は小田急線です。まっすぐな線です・・・

Alteryxはこんなこともできます。
こちらの絵は、小田急小田原線の各駅から半径5km内で商圏を作成した図となります。
Alteryx Spatial Create Point MakeGrid 小田急線

こちらは、Trade Area Toolを使い、
Trade Area Tool Alteryx アイコン画像
小田急線各駅から5kmの円(商圏)を作成します。
各駅に対してなのでキュウリの輪切りのようにたくさん円が出ていますね。
Alteryx Spatial Object Trade Area Create Point 画面
その後、
Summarize Tool
Summarize Tool Alteryx アイコン画像
を使い、1個1個の円を結合(Combine)していきます。
各々の商圏エリアの絵に対し、結合していきます。
Alteryx Spatial Object Summarize 設定画面
SpatialObject_TradeAreaを選択し、
ActionではSpatialObjCombineを選択します。

実行を押すと円がすべて結合され、先ほどのような絵になります。
Summarize Toolは地図の結合も出来るんですねぇ~
すごい!

今回はこのようなワークフローで作成しました。
Alteryx Spatial Object Trade Area Create Point Summarize ワークフロー

まとめ

今回はAlteryxを使い、商圏分析の具体例をご紹介させていただきました。
難しい用語も少なく、地図分析にあまり携わったことのない方でも
大変分析がしやすいです。
簡単に商圏分析が可能ですので、ぜひ使ってみてください。

より詳しく知りたい方は、毎週水曜日に質問会を実施しております。
詳細はこちらをご確認ください。

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