複数行フォーミュラの活用事例(前年同月比・差の比較)

今回は前年同月比と前年同月売上額との差をAlteryxを使い出力する方法をご紹介します。
Multi-Row Formula(複数行フォーミュラ)ツールを使うと、複数行の計算を行うことが可能となります。

こんにちは。Saoriです。

処理アイコンをドラッグ&ドロップし、線でつなげていくことで「ワークフロー」という処理の履歴を構築し、
再生ボタンを押すことで、処理が実行できるため、とても分かりやすいのが強みの統計ツールである”Alteryx”。

Alteryxは、横(列)との集計は簡単だけど、縦(行)の集計ってどうやるの?
というご質問をいただきます。

でもAlteryxだとどうやるのか?
具体的なセルを特定して集計を行うという視点ではないため、最初の方は少し戸惑ってしまう方もいるかもしれません。

今回は前年同月比と前年同月売上額との差をAlteryxを使い出力する方法をご紹介します。

※今回ご紹介するワークフローはAlteryxDesigner 2019.4 日本語版 を利用しています。

Multi-Row Formula(複数行フォーミュラ)ツール

まずはツールを簡単にご紹介します。

Multi-Row Formula(複数行フォーミュラ)ツール

MultiRowFormula マルチローフォーミュラ Alteryx ツール アイコンMulti-Row Formula(複数行フォーミュラ)ツールは、複数の行に関して計算が出来るツールです。
・Nullを埋めたい
・ナンバリングしたい

けれども、条件が複数ある場合もあると思います。

その場合、このツールを使うことで、Excelなどを使って事前に手作業をしなくとも、集計を行うことが可能です。

またそれらを応用して、
・上の行と下の行の差額を計算したい

という事も可能になります。

★Nullを埋める例

★ナンバリングする例

ざっくりいうと上の行や下の行を確認または計算して、計算結果を出力することが出来るツールです。

ワークフロー紹介|前年同月比を計算する

概要説明

集計後のデータから、前年同月比を出す方法です。
Excelだと結構簡単で、具体的なセルを選択して集計を行うことができるため、以下の画像のように
セルを指定して計算式を入れた後、数式を一括してコピーをし、さくっと集計を行うことができます。

ではAlteryxではどうやるのか?

ワークフロー作成プロセスのご紹介

①データを集計する

事前にこちらの形に集計します。
今回は詳細な集計方法については割愛します。
事前に年と月で並べ替えをして、すべての月がそろっていることが必須となります。

②前年同月売上額との差を求める

ここでMultiRowFormula マルチローフォーミュラ Alteryx ツール アイコンMulti-Row Foemula (複数行フォーミュラ)を使います。

 

計算式
[売上額]-[Row-1:売上額]

売上額を、一つ上の行の売上額とを引き算する。

という意味になります。
設定画面をご紹介します。

売上月に対してGroup化を設定します。

これは、以下のワークフローのように、
Sortツールを使って並べ替えを行ってから集計をしているのと同じになります。
一つのツールで行うことができますが、ちょっと分からない。。。という方は
ぜひワークフローを1プロセス毎に分けてみてください。

③前年同月比を求める

②と同様にMultiRowFormula マルチローフォーミュラ Alteryx ツール アイコンMulti-Row Foemula (複数行フォーミュラ)を使います。
設定は先ほどと同じで、計算式は割り算になります。

計算式
[売上額]/[Row-1:売上額]*100

こちらは売上額を一つ上の売上額を割って、100で掛け算をしています。

ここまで計算すると、こちらのようになります。ただちょっと見づらいので綺麗に整えていきます。

④見やすく並び替える

Formula 式 フォーミュラ ツール Alteryx アイコンFormulaツール、Select Tool Alteryx アイコン画像Selectツール、Sort ソート Alteryx アイコン画像Sortツールを使いぱっと見やすいように変換しています。
※Excelでいう”セルの書式設定”に近いことをしています。

最初のExcelと同じような出力が出来ました。

完成!データの中身を確認する

無事完成しました。
完成ワークフローはこちらです。

まとめ

Alteryxの縦(行)集計は、MultiRowFormula マルチローフォーミュラ Alteryx ツール アイコンMulti-Row Formula(複数行フォーミュラ)ツールを使うことで集計が可能になります。
並び替えや列追加を行うなどのExcelとは異なる作業がありますが、ご自身でワークフローを作ってしまえば、
あとは今後それらを使いまわしていくことが可能になります。
今後の縦集計は怖くないですよ!

Alteryxを使い始めのころは、セルを具体的に選択して集計することが出来ず、
もどかしい気持ちになったこともありましたが、今は解法が分かっているので、全然怖くないです。

今回のワークフローで縦集計に対しての恐怖心が少しでも減ってもらえると嬉しいです。

 

 

Photo by Austin Distel on Unsplash

AlteryxDesignerを毎日利用し、活躍しているアナリストがデータに関するお悩みをお伺いしております。
様々な分析手法・集計ツールを使っているため、全般的な
データに関するお悩みやご相談を解決するためのコンサルも請け負っております。
お気軽にご相談ください。

Alteryx(アルテリックス)を14日間無料でご体験いただけます。
TableauやSalesforceとの連携についても、体験期間でご確認いただけます。
トライアル期間中もサポートいたします、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
14日間のフリートライアルはこちらから

Alteryx(アルテリックス)のお見積りや、その他データ分析に関するご相談は「問い合わせページ」にて承っております。お気軽にご相談ください。
お見積もり依頼などのご相談はこちらから

 

関連記事

  1. 【事例紹介】Alteryxを使った激戦区調査(地図分析)

  2. Alteryxを使いTableauをより活用する

  3. Alteryxが日本語(β版)対応されました!

  4. 実演|Alteryxへの様々なデータ取り込み(BigQueryなど)

  5. 製品紹介|Alteryx Designer/Server/Connec…

  6. Qlik Alteryx

    セルフデータBIツールとAlteryx(QilkView Qlik S…

フリートライアル(14日間の無料試用)